満腹バーガーの向こうに見るモルディブ

わたしの手は大きい方だけれども
いっぱいに広げてもがしっと掴めない、
そんな本気モードのバーガー。
わたしはこれが、結構好き。







このバーガーがネットで有名になってるらしい。
(たぶん日本人の間だけで)

我がリゾートのレストランで食べられる。実際美味しい♪
写真はベジタリアン・バージョンの中身が肉でなくコロッケのタイプ。
これはこれで激ウマ。
まあ話題になったのは、２人でひとつで十分なそのボリュームからだろうけれど。
美味しいのよ。

ホテルの名前がついた名物バーガーだけれども、
実際メニューを開くと、そんな名前どこにも載っていなのね。

でも探すのは簡単。このリゾートに、バーガーはこれひとつしかない。
ああでも探せない時もある。
ディナー・メニューには載っていませんよみなさん！

ハンバーガーショップの一軒もないモルディブで
――マックもキングもロッテリアも、というかファースト・フード店そのものがない――
よくこれだけのものが作れたもんだと感心しちゃう。
だって本物のハンバーガー、見たことない、でしょ？
ああ、でもだから逆にしっかりアメリカ～ンなボリュームなのかもしれない。

若い子はみんな、マックの存在を知っているけど、テレビでだけなんだよね。
学校の帰りにハンバーガー・ショップでタラタラとおしゃべりに興じたり、しない学生生活。
部活帰りにクーポンでセットを頼んで、更に追加でも一個チーズバーガーをぺろっと食べて、
家に帰ったら帰ったで夕飯もしっかり平らげる(くせに痩せてるミラクルな)スポーツ少年…
とかがいないのだわ(i_i)

新しいシェイクが出たから行こうよ！とか、新しく入ったバイトの子が可愛いから！とか
駅前の店はポテトの量が多い！とか、、

ないのだね…(しみじみ)

こんなどうしようもないことで、うん、どうしようもないことだけど、
育った環境の違いのひとつ、というやつでしょか。

スパーリ －キケンな食べ物

そんなこと言ったら怒られる。

見た目、なんかの種。
実際、なんかの実。
スパーリ。










「MOUNTAIN DEW・SWEET SPARI」

モルディビアンがよく気前よくくれる…くれようとする食べ物の代表。
掌に乗る小袋で、中にシャカシャカ茶色いカリカリが入ってる。
彼らはしょっちゅうこれをカリカリ噛んでる。

何かって言うと、食後の口直し、もしくは口臭消し。
モルディブの料理はもれなくスパイシーだから。

口に入れた瞬間、マウンテン・デュー(日本にもこの飲み物あるよね)風味(?)の
甘い感じが広がります。
この時点で待たずに吐き捨てれば良し。

しかし実際は噛み砕く食べ物。
カリカリ、ボリボリ、噛んで噛んで噛んで噛んで噛んで噛んで噛んで噛んで飲み込むもの。

はっきり申し上げると、
噛めば噛むほど、なんか木の枝でも噛んでるような気がしてくる。
もしくは割り箸でも噛んでるような。
非常に残念な味になってくる。まず、マウンテン・デューじゃない。

ついでに胸やけに襲われる(たぶんわたしだけ)

そんなわけで「ほら！手出せ！」
と笑顔で申し入れられても、
笑顔で「ノー・サンキュー」と言うことにしている。